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七五三撮影


by terumi_aiba
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国立市 S邸

敷地面積:173.47㎡(52.48坪)       
延床面積:143.43㎡(43.39坪)
設計者:建築家 伊礼 智
竣工:2002年2月下旬

テーマ:「屏風(ヒンプン)ハウス」
設計を担当した伊礼さんは、沖縄出身と言うこともあり沖縄の町並みを都市に取り入れた。沖縄の路地と屋敷内との間に衝立のように存在する壁がある。これをヒンプンといい、目隠しと魔除けを兼ねたものです。街から室内へのグラデーションを描くように段階的に空間を引き込んでいくのがヒンプンの役割の一つです。
南側道路以外は、三方を隣家に囲まれ住宅展示場のようなさまざまな建物が建ち並ぶ分譲地です。
国立市 S邸_d0005380_1484340.jpg
南側道路は、日当たりが良いことから大きく開口部を開けたくなりますが、人の目線が気になります。そこで道路から少し建物を引いて背の高さほどの板塀を立て内と外という形で分けました。道路と建物の間は、予備の駐車スペースと自転車置き場として利用している。

国立市 S邸_d0005380_1491384.jpg玄関の土間と同じ「テラコッタ」を風除室に利用し冬は、OMの暖かさを蓄熱し夏は、タイルのひんやりとした肌触りが感じられます。

国立市 S邸_d0005380_1495058.jpgキッチンは、玄関ともつながり勝手口としても利用できます。玄関扉を引き戸にしたことにより、夏は開け放しブラインド生地を折り込んだ網戸が風を通してくれます。 

国立市 S邸_d0005380_14102037.jpg1階は、ワンフロアー。対面キッチンとし、ダイニング・リビング・和室を一つの空間として広々利用し、北・東・西の家に囲まれた三方を閉じ南側に大きな開口部と吹き抜けを設け、空に向けて広げています。

国立市 S邸_d0005380_14124354.jpg吹きぬけた上からは、3つからのトップライトの明かりと夏の空気を動かします。
by terumi_aiba | 2005-04-01 14:13 | OM施工物件